カード決済におけるオーソリゼーションとは

0-07デビットカード使い方の前に知っておきたいことがあります。

クレジットカードで商品の購入代金やサービスの利用代金の支払いをする時、決済手続きの途中でオーソリゼーションという過程を通過しなければカード決済は利用できません。

オーソリゼーションには認証や許可という意味があり、カードがちゃんと利用できるかという有効性の確認と、利用金額の確保が目的です。オーソリ、売上承認、信用承認、販売承認と言われることもあります。

通常のカード決済では、決済端末機にカードを挿入やスキャンさせて情報を読み取ります。この時に自動でカード会社にカード情報が送られ、カードの有効期限、不正利用ではないことの照合、利用限度額の枠の確保などが行われています。

これがオーソリゼーションです。問題がなければオーソリがクリアでき、カードでの商品やサービスの支払いができるようになります。オーソリをクリアできない場合はカード決済はできません。よくあるのが有効期限が切れていたり、利用限度額を超えて利用している場合です。

この場合は現金や電子マネーなど他の手段で支払うしかありません。それ以外の理由でクリアできないことはほぼないのですが、考えられるとしたら利用状態が悪い、不正利用を疑われている、セキュリティに引っかかっているなどの可能性があります。

思い当たる節がないのなら直接カード会社に連絡を取って確認してみたほうがいいでしょう。オーソリをクリアすればカード決済は可能ですが、この時点ではまだ金銭の移動はありません。

決済手続き終了後、ショップがオーソリ承認の情報をカード会社に送信することで正式にカード決済処理がなされ、翌月または翌々月に口座から支払い回数に応じた利用金額が引き落とされます。

通常ならこれで決済手続きは終了となりますが、返品等でショップとの取り引きをキャンセルをしたい時もあるでしょう。

オーソリ承認の情報がカード会社に送信される前のキャンセルなら、カード決済処理は確定しないので口座からの引き落としはありません。

オーソリ承認がされた後のキャンセルなら、一旦は口座から利用金額が引き落とされてしまいますが次回の支払い金額からキャンセル金額分が減額されて引き落としがされます。

デビットカードでも同じ仕組みになっている

オーソリゼーションは主にはクレジットカード決済で用いられる0-36言葉ですが、デビットカードでも使われています。デビットカードは、カード決済と同時に銀行口座から利用金額が引き落とされる仕組みです。

クレジットカードと比べると決済のタイミングが即時か翌月(翌々月)かの違いがありますが、端末機で読み取ったカード情報をカード会社や銀行に送り承認を受ける一連の流れは同じです。

銀行口座残高の範囲でカード決済ができるシステムなので、利用金額が口座残高を上回っているとカード決済は利用できません。

キャンセルをする場合は、キャンセル処理の情報をショップがカード会社や銀行に送り、取消情報が確認された時点で口座に引き落とされた利用金額が返還されます。

ですが、キャンセル手続きをしたけどなかなか返金されないという声もデビットカードでは少なくありません。

処理の伝達が遅れると実際に返金されるまでに最長で2ヶ月かかることもあるので、事前知識としてもっておくと安心です。また、早く返金を求めたい場合はオーソリ取消をしてもらうこともできます。

オーソリ取消をしてもらうために

0-55デビットカードは即時引き落としシステムなので、オーソリの承認に関わらず利用金額が口座から払われてしまっています。

そのためキャンセルをするなら返金という形を取ることになります。返金までの基本的な流れは、ショップがキャンセルを受理したら取引情報取り消し(キャンセル)のデータをカード会社や銀行に送ることで、決済の取り消しが承認されます。

ただし、返金処理のデータを送らなければ即時返金とはなりません。これをオーソリ取消といいます。オーソリ取消をしないまま放置しておいても承認期限が切れれば自動的に返金処理されるので、消費者に不利益が生じることはありません。

ただし、すでに口座から現金が引かれているデビッドカードではショップが取消処理をしない限り、期限切れを待って返金を受けるしかなくなります。

そのため返金までに2ヶ月かかるケースも出てきてしまうのです。余裕があるのなら返金まで放置しても構いませんが、早く返金を求めるのならショップにオーソリ取消のデータを送信してほしいという旨を伝えましょう。

伝達を受ければ早ければ即時または翌営業時間内には返金されるはずです。また、もちろんショップがキャンセルを受け付けなければ返金はされません。

キャンセルが可能かどうかはショップごとに異なるので、事前にショップのキャンセル規約を確認しておくことも必要です。キャンセルについてトラブルに遭った場合は消費者センターなどに相談することをおすすめします。